【地域のこと】三戸浜の「おしょろ流し」を見に行ってきました。

こんにちは。CASA三戸浜のいしです。

今日からお盆明けで仕事に戻るという方が多いかと思いますが、ここ三戸浜では本日8月16日が「送り盆」です。
そこで地元の方から「おしょろ流し」という珍しい儀式があるとのことで、その様子を見に行ってきました。

ところで「おしょろ」って変わった名前ですよね。何かなと思って調べてみたら「お精霊」のことだそうです。ご先祖様を海からお見送りするのは、海岸の町ならではのことですね。

 

朝の8時からとのことで浜辺に行ってみると、既に沢山の人が来ていました。朝6時から準備を始めていたそうですが、こんなに地元の方が集まっているのを見るのは初めてでした。しかも子供達が多い!

 

この船にお精霊様を乗せてお見送りするそうです。藁と竹で作ったお船にカラフルな飾り物が沢山。なんだかすごく可愛らしいです!
これなら海が荒れてても見つけやすい?

 

お経が始まったら、儀式の開始です。若い男達と子供達が船を海に出します。国指定重要無形民俗文化財なだけあって、取材や撮影で来てる人も多いです。

 

浸水したら8人の(選ばれた?)子供達が泳いで船を先導します。見かけはカワイイ船ですが、結構重量があってしかも向かい風なのでなかなか進みません。。

 

それでも少しずつ沖へと進む様子が伺えます。ガンバレガンバレp(^_^)q

 

近所の方の話によると、この日のための特訓が1週間ほどあったのだそう。その成果もあってか、防波堤の先まで順調に進んでいきました。

防波堤の向こうまで送ればお精霊様は無事に帰れるそうなので、子供達はそこでお役御免となります。

帰りは泳いで帰ってくるかと思ったら、船に乗せられて帰ってきました。(そりゃそうだ)

 

三戸浜のお盆は今年が初めてでしたが、日本各地で本当にいろんな儀式があるんだなあと改めて思いました。
形は違えど、こういった儀式通じてご先祖様が家族や友人、町とのつながりを保ってくれるのは共通してますし、共感もできます。

この地域も少子化で色々と大変な様ですが、これからも何とか続いていって欲しいと思います。
来年は何か手伝えることがあればお手伝いさせていただこうと思います。

いしでした。

 

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