【詳細解説付き!】古民家撮影のおすすめビューポイント

海辺の古民家、修繕担当のガクです。

今週、プロモーションビデオ撮影が入る可能性がある為、急遽撮影に向けたセッティングをしました。基本的に海辺の古民家は襖や障子で仕切られているのですが、撮影となるとこれらが邪魔になることが多く、取り払うように要請されます。本日は大部分の襖、障子を外して取り払いました。今日撮った幾つか写真が、皆様の撮影際の参考になると思われますのでここに掲載します。

(なお、今回の撮影は、通常展示室となっている箇所での撮影となります。一般には開放していませんが、商用利用等では臨機応変に対応できますので都度御相談下さい。)

さて、襖、障子を取り外し下記の場所から写真をとりました。iphone撮影なので広角ではないのですが、その点ご了承ください。

 

まず、Aからの写真です。10畳の和室を2間抜ける画となります。右手に庭の植栽、その奥に離れの茶室が入ります。

次に、Bからの視点

この抜きの構図で以前動画をとられた方がいました。綺麗でしたよ~。これです。

 

Cからの視点です。これは結構面白いです。古民家の軸組のコントラストがいい感じです。室内の柱と広縁の外側の柱が対照的で、また、広縁から一段上がった畳が舞台のように見えます。

 

Dからの視点です。手前から8畳、6畳、10畳と抜けています。和室でここまで抜ける絵はなかなか撮れないです。

 

次に、Eからの視点。

仏壇と、その奥の和室と庭の植栽が入る、多要素な古民家の空間の絵が撮れます。

 

Fからの視点です。神棚のある4畳の和室から撮ります。仏壇とその奥の格式高い和室と離れの茶室までの抜ける画が撮れます。いろいろな使い方が出来そうな画です。

 

Gからの視点です。10畳の和室2間の間の敷居から撮りました。左右の対称性が非常に美しいです。庭に面白い植栽を入れ込ませても面白い画になるかもしれません。

 

次にHからの視点です。

これは今回初めて撮った視点からの画なんですが、非常にイイ! 10畳2間が横に並び、左側の10畳の奥には6畳、さらにその奥に8畳の和室があります。横の広がりに加え、奥行き方向の抜け感があります。そして、古民家の構造である、柱、、敷居、鴨井、広縁が、フレームのように入り込みます。この構造体を積極的に画の中に取り入れることで、画が締まる構成となります。これ、広角レンズで撮れば非常に面白いかもしれません。

 

次に、Iからの視点。

手前から10畳、6畳、8畳の抜けです。奥から手前そして、右の10畳の和室に流れる映像に使えます。

 

ということで、今回の記事、古民家の構造体を積極的に画に取り入れる撮影に参考にしてみて下さい。

では。

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