【古民家修繕】素晴らしい細工の障子

海辺の古民家修繕担当のガクです。

今週末に1件、海辺の古民家で撮影が入る予定なので、出来る限り綺麗に仕上げようと、皆で奮闘中です。

また、今後もちょこちょこ撮影が入ってくる予定なので、時間の空いた時に気合を入れてメンテナンスしていきます。

六角形の障子桟

さて、海辺の古民家にはいろいろな種類の障子が使われています。しかも、どれもこれもゴージャスな造りなんです。ゴージャスな障子って桟が細くなっているので、メンテナンスが相当大変なんです。

今週は、みんなで一生懸命、障子を張り替えているのですが1か所「桟」が折れた個所があるんです。写真右側の一か所です。今日はこれを修理しましたよ!

ホームセンターで種々の木材を見てきたんですが、木目のピッチが一番しっくり来たのが「モミの木」でした。ということで、モミの木を削って折れた「桟」にはめ込むべき新しい「桟」を作ります。

桟の継ぎ目を見るとこんな感じになっています。

実は、この障子の「桟」、表側が面取りされていて四角ではなく六角形になっているんです!

ということで、同じサイズに削り込みます。

そして、継ぎ目の部分の細工を加工します。

真ん中の部分、かなーり難しい加工です。面取りされているので、こんな感じにしないとはめ込み出来ないんです。

せっかくなので、超拡大写真!

すごいでしょ~! 完全に、自己満足の世界。。。。

さて、ここにはめ込んでいきます。入るでしょうか?

何度か修正した後、ピッタリに納まりました。ボンドを入れて固定しました。

ちょっと遠くのアングルで。

 

柿渋

ん~色が目立つな~

ということで柿渋を投入です。

普通の柿渋は、時間がたたないと黒っぽくならないんですが、こいつを使うと時間がたったような色に仕上げることが出来ます。

だいぶ目立たなくなりました。

明日は、こいつに、障子を貼ろうと思います。

では。

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